ご挨拶

近年、物が満ち溢れ、我々の生活は非常に豊かに、そして便利になってきました。特にマイクロコンピュータなど、高度な半導体製品が組み込まれた民生機器が溢れており、半導体無しでは製品開発ができないと思われる程です。一昔前までは、日本のお家芸であったこの業界も、海外への工場移転や安い海外製品が国内に溢れ出し、日本は危機的状況にあります。
技術立国“日本”がグローバル社会の洗礼を受け方向転換を迫られている、そんな時代の要請に応えるべく、私どもは、長年培った技術とノウハウと人的ネットワークを活かし、現在のめまぐるしい状況に柔軟に対応できる組織を目指して会社を立ち上げました。
近頃の電化製品は、昔よりも高度になったとは言え、故障が多く品質の低下が問題になっております。それは開発者の質の低下が原因であり、真の技術者の不足が原因です。安く作ればそれで良い、こんな経営思想がはびこっている現在、顧客の真のニーズを捉えてはいません。顧客のニーズはやはり「品質」が基本的に有り、その先が「値段」です。安くて壊れやすい物を欲しがっているわけではありません。機能的に充実しており、長年安心して使える高品質の製品を求めています。この技術、まだまだ日本は海外には負けていません。ただ、有能な技術者の使い方を間違っているだけです。技術向きの人を年齢で営業や管理職に回すなど、「適材適所」これが欠けているのです。この日本には、技術をやりたいが為に、早期退職した有能な技術者がたくさん存在します。
そこで、私どもは人的ネットワークを駆使し、最適な有能技術者と連携して製品開発をおこなっております。共通の合い言葉は「品質重視」です。安いだけで品質を無視した仕事はやりません。「品質」こそが私どもの「プライド」であり「ブランド」だと考えるからです。
私どもは製品開発技術のみを提供するのではなく、開発サイクルの中で起きる様々な問題に柔軟に対応することもサービスの一環と考え、お客様に満足していただけるよう「質」にこだわった技術をご提供させていただきます。
つきましては、より一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。


デジタル・マジック株式会社 一同